3月と同水準のセシウム134が検出された
9月21日~22日にかけて、栃木県宇都宮市の環境放射能水準調査結果で、大量のセシウム134が検出された。
21日には330メガベクレル/㎢、22日にはさらに増加して、510メガベクレル/㎢の降下を記録した。この数値は福島第一原発が爆発事故を起こした直後に匹敵する。
故障? 台風? 外出時は要注意
セシウム137が検出されていないことから「計器の故障?」とも思えるが、掲載されている栃木県のHPでは特に分析はなされていない。
21日~22日にかけては、茨城県水戸市、埼玉県さいたま市、東京都新宿区、山梨県甲府市、静岡県静岡市など関東全域で放射線量が増加している。
今回急増が記録されたのは空間線量ではなく、空から降り注ぐセシウム134微粒子。台風15号により汚染物質が拡散した可能性も指摘されるが、原因は特定されていない。
福島第一原発でまた新たな「何か」が起きた可能性も否定できない。
いずれにしろ福島第一原発事故直後と同レベルのセシウム134の降下が検出されていることから、外出などの際には注意が必要だ。