厳冬でも需給余力、1~2月予測節電協力が前提 東北電

 東北電力は1日、原発の運転停止を前提とした2014年1~2月の電力需給予測を発表した。厳冬になった場合でも供給余力を示す予備率は常時8%以上を確保し、安定供給に最低限必要な3%を上回る見通しとなった。
 東北電は「火力発電所のトラブルによる停止などがあれば、需給が逼迫(ひっぱく)する可能性がある」として、利用者に無理のない範囲での節電を呼び掛ける。
 利用者の26万キロワット分の節電協力を前提に、11年冬並みの「厳寒時」と、過去10年の記録を平均した「平温時」の2段階で最大需要を想定した。
 1月の予備率は厳寒時で10.3%、平温時で12.8%と算定。点検で一部火力が停止し、水力発電の供給力も落ちる2月については、厳寒時を8.6%、平温時を11.1%と見込んだ。
 東北電の昨冬の最大需要はことし1月18日に記録した1372万キロワット。供給力を1516万キロワットまで高めて対応した。予備率は10.4パーセントだった。

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