5日、山形県東根市の果樹園で収穫間近のさくらんぼが、食い荒らされているのが見つかり、警察はことし初めてのクマによる食害と見て注意を呼びかけています。
警察によりますと、5日午前5時半ごろ東根市関山の果樹園でさくらんぼが食い荒らされたようになっているのを所有者の男性が見つけました。
被害に遭ったのは収穫間近の「紅さやか」合わせて16キロで、金額にしておよそ3万円に上るということです。
猟友会などが調べたところクマのものと見られるふんが見つかり、さくらんぼの種が入っていたということで、警察は県内でのことし初めてのクマによる食害と見ています。
そばには小学校の通学路もあることから、警察は周辺をパトロールするとともに、農家や住民に注意を呼びかけています。
所有者の男性は「去年に続いての被害で、電気柵を設置しても破られてしまい防ぐことができない」と話していました。