古民家、土蔵から活気を 富谷宿観光施設10月開館 31日まで出店者募集

宮城県富谷市は、奥州街道の宿場町だった同市富谷新町のしんまち地区に10月開館予定の「富谷宿観光交流ステーション(仮称)」について、中核店舗となる古民家と土蔵各1棟に入居する出店者を募集している。
 新施設は、市が2020年の開宿400年を記念して整備。衆院副議長を務めた内ケ崎作三郎(1877~1947年)の生家で、しょうゆ工場だった跡地を活用する。内ケ崎の業績を伝える歴史文化伝承館と併せ、今回募る店舗を拠点ににぎわい創出を図る。
 古民家、土蔵ともに木造2階で元の建物を改修して使う。延べ床面積は古民家約50平方メートル、土蔵約90平方メートル。物販、飲食店などが想定されるが、限定はしていない。利活用のアイデアも含めて募る。
 新施設全体の敷地面積は約2880平方メートル。店舗2棟と歴史伝承館に加え、起業創業を実践する場となるチャレンジ館、イベントスペースを設ける。
 若生裕俊市長は「富谷市発展の原点となったしんまち地区の活性化を図り、観光交流拠点の目玉となる店舗。富谷の魅力を発信できるテナントを募りたい」と語り、応募を呼び掛ける。
 締め切りは31日。詳しい募集要項は市のホームページで紹介している。連絡先は市企画政策課022(358)0517。

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