古着・古紙持ち寄って ベガルタOBが企画

 サッカーJ1仙台の草創期のFWとして活躍した根子達也さん(41)=花巻市=が、仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台で30日にある横浜M戦に合わせ、サポーターから古紙や古着を買い取って売上金をクラブに寄付するイベントを開く。現在はリサイクル会社に勤める営業マン。「少しずつでも持ち寄れば大きな力になる」と参加を呼び掛ける。
 根子さんは、再生資源回収・卸売会社の高良(たかりょう)(南相馬市)盛岡南営業所(岩手県矢巾町)に勤務する。今回の企画は「ベガルタを支援しつつ、会社の知名度を仙台で高められる」と自ら提案した。
 当日は午後7時試合開始。試合前の午後2時から北口ゲート入り口にブースを設け、ハーフタイムごろまで古紙や古着を受け付ける。高良が全て買い取り、選手強化育成費として仙台に寄付する。
 5月に第1弾を実施した時は約200人から約1トン(約6000円分)が集まった。「初めてなので少なかったが、2度目の今回は3~5トンを目指したい。うまくいけば来年から回数を増やすことも考えている」と話す。
 根子さんは岩手・盛岡商高から東北電力サッカー部入りし、同部を母体とするブランメル仙台(ベガルタの前身)が1994年に誕生したときのメンバーだ。快足FWとして活躍し、98年まで仙台でプレーした。
 17日にユアスタ仙台であったクラブ創設20周年記念OB戦にも出場し、イタリアの名門ユベントスから2ゴールを挙げた。「仙台サポーターの熱狂的な応援がすごかった。ベガルタにはこれからも歴史を重ね、早くJ1リーグで優勝してもらいたい」と、今回の企画が一助になることを願っている。

タイトルとURLをコピーしました