可夢偉、スポンサー不足によるF1シート喪失の可能性を認める

小林可夢偉(ザウバー)が、スポンサーがいないためにF1に残留できない可能性があると認めた。
可夢偉のチームメートであるセルジオ・ペレスは、来季マクラーレンへ移籍することが決まっている。可夢偉とザウバーの契約は今年までになっているが、ザウバーはシーズン中に来季ドライバーを発表の予定だ。
可夢偉は前戦日本GPで自身初の表彰台を獲得しており、これによって残留が確実になったとの報道もあった。しかし可夢偉は、今週末にF1を開催する韓国で次のように『Sapa-AFP(サパAFP)通信』へ語っている。
「将来に向けては、スポンサーを獲得することがとても重要です」
また可夢偉は、F1での地位を確立したドライバーがF1残留のためにスポンサー探しをしない現実は、フラストレーションのたまるものだと続けた。
「ドライビングや、クルマのことを考えるのがドライバーの仕事です。でも今は、スポンサーのことを考えないといけないです。こんなの、ドライバーのやるべきことではありません」
「少し驚いてもいますが、今後も数年間F1に残れるよう取り組みます」
しかし、母国の日本GPで表彰台を獲得したにもかかわらず、可夢偉のスポンサー探しは難航しているようだ。
「今はとても忙しいですが、スポンサーを探す必要があります」
「しっかり考えないといけないです。残念なことですね」と可夢偉は続けた。

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