台風の被災者から家の修理代などとして高額な料金を請求されたという相談が相次いでいるとして、千葉県警は17日、悪質商法に注意するよう促した。
生活安全総務課によると、台風15号で被害を受けた千葉市内の70代女性宅に10日、男2人が突然訪問し、「屋根瓦が落ちている。早く直さないといけない」などと言って勝手に作業を始めた。女性は25万円を支払ったが、その後不審に思い、県警に相談した。
県警には9~16日、同様の相談がほかに7件あった。強引に修理を行い、高額な料金を請求した場合、詐欺や特定商取引法違反になる可能性がある。被災した店や工場などから窃盗被害の相談も相次いでいるという。