博報堂生活総合研究所は14日、日本の成熟度についてのアンケート結果を発表した。日本や米国、中国など計9カ国に対してイメージする年齢について聞いたところ、日本は51.7歳となり、最も高くなった。実際の国民の平均年齢より7.8歳も上だった。
アンケートはインターネットを使い、15~69歳の男女1756人に実施した。日本のイメージ年齢は60代と回答した人が全体の26.9%を占め、ついで50代という回答が21.2%あった。60代という回答の中には「力はあっても意欲・体力に限界。落ちていくばかり」といった悲観的なものが目立つが、50代では悲観的な声の一方で、先行き不安の前の勝負時とする声もあり、同研究所は、「期待と不安が入り交じる日本の現況を表しているのではないか」とみている。
日本に次いだのは米国の47.3歳で以下、スウェーデン、イタリアと続いた。アジア勢や新興国のイメージ年齢は30代と若く、最も低かった中国は31.5歳だった。