各地で高線量 船橋で5マイクロSv

千葉県船橋市によると、市内の「ふなばしアンデルセン公園」で市民グループが12日に実施した測定で、地表から高さ1センチのところで毎時5・82マイクロシーベルトを検出していたことが分かった。東京都世田谷区弦巻の区道でも高さ1メートル地点で毎時3・35マイクロシーベルトが検出されており、各地で高線量の検出が相次いでいる。
 船橋市公園協会は検出地点周辺の立ち入りを禁止。市は公園内の放射線量の測定を始めた。現場はたまった雨水が流れ込む場所で、入場者が通常立ち入るようなところではないという。
 一方、世田谷区は、問題の区道に接する民家の板塀を覆っている樹木の葉を採取。放射性物質の付着を調べ核種を分析する。今後、除染などの対策を急ぐ。
 現場から約200メートルのマンションに住む70代男性は「この近くだけ数値が高いのはおかしい。他でも出るのではないか」と心配そうに話した。

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