宮城県は、県庁で11月10日に実施する「第14回宮城マスター検定」の受験者を募集している。合格率は2%台と「最難関のご当地検定」(県富県宮城推進室)。締め切りは今月12日。
歴史や観光、スポーツなど宮城の幅広い知識を問う。四択問題が35問、記述問題が15問の計50問出題。受験料は無料で年齢、国籍は問わない。40問以上の正解で合格となり、県内の観光施設などで利用できる合格者カードがもらえる。
初回の2008年度から3年間は難易度によって1~3級に分けていたが、現在は1級のみ。過去13回の1級合格率は2・4%で、合格者の約5割を60代以上が占める。20代以下の合格者は1人もいない。
昨年は過去最多の235人が受験し、初めて2桁の11人が合格した。県は今年も昨年並みの参加者を見込んでいる。
14年度に合格した県富県宮城推進室の斎藤仁室長は「地域を知り、宮城に深い愛着を持つ契機になるはず。若い人たちもどんどん挑戦してほしい」と呼びかける。自身が使ったお薦めの参考書として「ウェルカムみやぎ観光ガイドブック」を挙げた。
県ホームページの応募フォームやメール、FAXなどで申し込む。連絡先は同室022(211)2791。