名取など出荷自粛解除 11年産米の本検査終了

 宮城県は14日、2011年産米の放射性セシウム濃度を測る稲刈り後の本検査で、名取、岩沼、大崎、村田、大和5市町計15地点の玄米からは不検出だったと発表した。このうち名取、岩沼、大和3市町は今回の8地点で本検査が終了。安全が確認されたとして、コメの出荷自粛措置を解除した。
 本検査を終えた3市町8地点の内訳は、名取市4(旧増田町、旧愛島村、旧館腰村、旧高舘村)、岩沼市2(旧岩沼町、旧千貫村)、大和町2(旧吉田村、旧鶴巣村)。大和町の他の6地点(旧吉岡町など)は既に不検出と発表されている。県内で本検査を終えたのは10市町村になった。
 一方、村田町の判明分は4地点(旧村田町、旧沼辺村、旧富岡村)、大崎市は3地点(旧東大崎村、旧志田村)。本検査の残りは村田町が1地点、大崎市が30地点となった。
 県は収穫前の予備検査の結果も発表した。亘理町は5地点全てで不検出となり、1950年当時の旧市町村ごとに行う本検査に移る。予備検査を終えたのは29市町村になった。

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