名取市がサイクルマップ作成

宮城県名取市は自転車で市内を周遊するコースを紹介した「なとりサイクルマップ」を作成し、市のホームページ(HP)に掲載している。お薦めの絶景地点や食事どころも写真付きでPRし、観光と組み合わせたサイクルツーリズムを後押しする。

周遊コースや見どころをまとめた「なとりサイクルマップ」

お薦めの絶景地点、食事どころを写真付きでPR

 コースは閖上地区の市サイクルスポーツセンターを起点とする四つ。約7キロ、約20キロ、約30キロは海沿いなどほぼ平たんなルートが楽しめる。約64キロの上級者向けは愛島台、樽水ダム、熊野那智神社まで、標高延べ620メートルを駆け上がるヒルクライムがある。

 スポーツ自転車を駐輪できるサイクルラックのある飲食店16カ所も紹介する。実際に走行する際は、マップにあるQRコードを読み取ると、グーグルマップにルートが表示される。

 市は昨夏から地元愛好家らと検討を重ね、走りやすさを重視した。市サイクルスポーツセンターでは電動アシスト付きなど20台の屋外貸し出し(3時間1000円)があり、興味がある人たちに気軽に利用してもらいたい考えだ。

 市商工観光課の担当者は「暖かくなって自転車乗りが気持ちいい季節。海や山、グルメ、絶景など名取のさまざまな魅力を感じてほしい」と話す。周遊コースを使ったライドイベントも今後、検討する。

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