名古屋ブルーノートが休業、廃業も検討 コロナ影響で

大物ミュージシャンも出演してきた、名古屋・栄地区のライブハウス名古屋ブルーノート」が無期限で休業に入ったことがわかった。新型コロナウイルスの感染拡大で、客足の回復の見通しが立たないと判断したという。廃業も検討している。 【写真】「休業期間 7月14日~ 決定している全ての公演」などと書かれたお知らせが貼られていた  同店によると、新型コロナの影響で2月下旬からライブの中止が続いていた。今月3日にライブをいったん再開したが、その後の集客は見込めないままだった。14日に無期限休業をホームページ上で発表した。  予定していた公演はすべて中止とし、販売済みのチケットは払い戻す。浜田秀昭・支配人は取材に「2月以前の状況に戻すのは厳しい。苦渋の決断だが、廃業も視野に入れている」と話した。  名古屋ブルーノートは2002年11月、米・ニューヨークの名門ジャズクラブ「ブルーノート」の日本4店舗目として開業した。過去には、ジャズ歌手のヘレン・メリルや、ジャズピアニストのオスカー・ピーターソンらも出演。これまで1千組以上のアーティストがライブを行い、累計観客動員数は90万人を超えるという。

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