商品割引や一日乗車券…「爆買い」仙台に誘客

仙台市は2016年1月から3月末にかけ、仙台を訪れる中国人観光客に市内などで購買を促すキャンペーンを初めて実施する。訪日中国人が大量に買い物をする「爆買い」現象を仙台にも呼び込もうと、今後も定期的にキャンペーンを実施する。
キャンペーンは中国国際航空と連携して展開。同社が運航する仙台-北京線(上海経由)を同社か中国のインターネット旅行会社「Ctrip」で予約した先着1500人を対象にする。
仙台三越や藤崎など市内と名取市の大型商業施設10店の紹介や免税制度の説明、観光情報を記した中国語のチラシを仙台到着時に対象者に配布。10店では、商品の割引やオリジナルグッズの贈呈といった特典を受けられる。
仙台の名所を循環する市バス「るーぷる仙台」の一日乗車券も贈呈し、商業施設や観光地を効率的に立ち寄れるよう配慮した。
中国で2月は旧正月(春節)。大型連休となる旅行シーズンだが、仙台-北京線の搭乗率はことし1~3月で61.2%にとどまり、全国的な「爆買い」現象が波及していなかった。

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