商店街に買い物客戻る 宮城の休業要請解除初日、一部店舗が営業再開

大型連休明け初日の7日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う宮城県の休業要請が解除された。仙台市中心部の商店街では営業を再開する店舗がみられ、マスク姿の多くの買い物客が行き交った。
 青葉区の名掛丁商店街ではゲームセンターやパチンコ店が一斉に再開。一部の飲食店や小売店も店を開け、閑散としていた連休中とは様変わりした。
 4月30日以来で営業を再開した金物店の女性店員(44)は「人の数は多くなった」と驚く。店は休業要請の対象外だったが、来客や従業員の安全を考えて1~6日は休業していた。様子を見て来週から通常の営業時間に戻すという。
 一方で1月末に外国人客が激減して以来、売り上げは落ち込んだまま。店員は「まだまだ不安が大きい。大型商業施設が開いてくればもっと活気づくと思う」と話した。
 飲食店「街道青葉」は2~6日に休業した昼営業を再開した。営業時間の短縮要請は解除されたが、当面はテークアウトを続け、夜も午後9時半までの時短営業とするつもりだ。
 小沼伸之店長は「6月末までは休業要請が続くと思っていた」と安堵(あんど)しつつも「人が一気に戻って居酒屋で感染が出てしまったら街に迷惑を掛ける。ここが踏ん張りどころだ」と感染対策に気を引き締めた。

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