新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった仙台七夕まつり(8月6~8日)に代わり、仙台市郊外の商店街に七夕飾りを取り付ける機運を高めようと、「地域商店街の伝統七夕を市民とともに盛り上げる会」と銘打った決起集会が7日、市役所であった。
市議有志12人でつくる議員連盟の主催。商店街の代表者や郡和子市長ら約30人が出席し、七夕の伝統継承に向けて気勢を上げた。
荒町商店街振興組合(若林区)の佐藤隆俊理事長は「七夕の伝統を絶やさないことが私たちの使命。疫病退散や健康への願いを込めた飾りを天高く掲げたい」と意気込んだ。
まつり協賛会会長の鎌田宏仙台商工会議所会頭は「心に残る今年ならではの七夕にしたい」と強調。郡市長は「子どもたちと地域のにぎわいのため尽力する皆さまの期待に応え、しっかりと支える」と表明した。
七夕飾りの取り付けには、市郊外の21商店街が参加する。協賛会は材料費として前年並みか25万円を上限に商店街に支援金を出す。