囲碁の芝野八段、十代初で最年少名人に

囲碁の第44期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第5局が7、8の両日、静岡県熱海市で行われ、芝野虎丸八段(19)が252手までで、防衛を目指した張栩(ちょうう)名人(39)に白番中押し勝ちし、対戦成績4勝1敗で初の名人位を奪取した。19歳11カ月の芝野八段は、井山裕太四冠(30)が平成21年に20歳4カ月で名人を獲得したのを上回り、史上最年少での七大タイトル獲得となった。名人獲得の規定により、9日付で九段へ昇段する。

 芝野新名人は11年、神奈川県出身。26年に14歳でプロになると、29年には入段2年11カ月の史上最短で全員に参加する資格がある第26期竜星戦に優勝。同年に新人王戦優勝。非公式戦ながら30年には、世界最強とされる柯潔(かけつ)九段(22)=中国=も破っている。

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