国内で1日最多267人感染、大阪や仙台など飲食店でクラスター発生

新型コロナウイルスの感染拡大で、国内では1日、新たに267人の感染が確認された。飲食店などで発生したクラスター(感染集団)が感染者数を押し上げており、クルーズ船を除く国内の感染者は計2498人となった。

 大阪府では1日当たり最多となる34人の感染が判明。府は、大阪市北区や周辺の飲食店などでクラスターが発生しているとの認識を示した。仙台市は、市内の飲食店「HUB仙台一番町四丁目店」の客4人が感染したと発表。同店では既に客5人の感染が判明しており、同市は「クラスターが発生した」と判断した。

 茨城県では18人の感染が確認され、JAとりで総合医療センター(取手市)に入院中の70歳代の男女2人が死亡した。同県での感染者の死亡は初めて。同センターで9人、介護老人保健施設「アレーテル・つくば」(つくば市)で10人の感染が判明しており、クラスター発生の疑いがある。

 一方、山梨県は、1歳未満の女児が感染したと発表。女児は3月31日、心肺停止状態になり、山梨大医学部付属病院の集中治療室で治療中。同居する両親は陰性で感染経路は不明という。武田正之病院長によると、女児は多臓器不全といい、「生命の危険がある状態だが、感染が心肺停止の直接的な原因とは考えづらい」との認識を示した。

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