[東京 24日 ロイター] NTTドコモ(9437.T: 株価, ニュース, レポート) の山田隆持社長は24日、東京都内の本社で記者団に対し、高速・大容量の次世代通信規格「LTE」に対応したスマートフォンを2011年の冬モデルで発売する方針を明らかにした。ドコモは同日からパソコンのデータ通信向けにLTEサービスを開始したが、携帯電話対応は、スマートフォンでの展開を計画しているという。
24日からスタートしたLTEサービスの名称は「Xi(クロッシィ)」で、現行の「FOMA」と比べて最大受信速度が約10倍。パソコンに差し込むUSB(LG電子(066570.KS: 株価, 企業情報, レポート)製)を同日から発売し、来年4月に富士通(6702.T: 株価, ニュース, レポート)製のデータカードを投入する予定。
来年冬のLTE対応スマートフォンは、携帯電話として第1号になる見通し。FOMAとLTEのデュアル対応で、LTEの設備が整っていない地域に入ると自動的にFOMA対応に切り替わるようにする。
LTE対応スマートフォンについて山田社長は「通信速度が速くなるので動画のダウンロードもストレスなく使ってもらえる」とアピールした。さらに、LTEサービスはデータの遅延が低い特徴を強調し、クラウド・コンピューティングを活用したデータサービスも開発中だとした。