国内最古の木造教会堂復元、宮城 津波被災も建物残る

東日本大震災の津波で被災した「旧石巻ハリストス正教会教会堂」(宮城県石巻市)の復元工事完了を記念した式典が30日、同市で開かれた。市教育委員会によると、明治時代に建てられた国内最古の木造教会堂だという。8月2日から一般公開される。

 市街地に近い旧北上川の中州にあり、延べ床面積約166平方メートルの2階建て。瓦ぶき屋根や畳敷きの集会室など和洋折衷の擬洋風建築が特徴だ。

 市教委によると、津波で2階天井付近まで浸水したが、奇跡的に建物が残った。倒壊の恐れから5年前に解体し、保存した十字架や柱を使い復元した。

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