国勢調査人口、初の減少=0.7%減、1億2711万人―39道府県マイナス

総務省は26日、2015年国勢調査の速報値を発表した。
外国人を含む人口は、15年10月1日時点で1億2711万47人。10年の前回調査から94万7305人(0.7%)減り、1920(大正9)年の調査開始以来、初めてマイナスに転じた。内訳は、男性が6182万9237人、女性が6528万810人。
都道府県別に見ると、39道府県で人口規模が縮小しており、東京圏などを除き全国的な傾向となっている。東京電力福島第1原発事故で被災し、全町避難している福島県の4町はゼロだった。
同省は「別の統計でも、出生数から死亡数を差し引いた『自然減』が大きいことが分かっており、はっきりと人口減少に入ってきた」(統計局)と分析。その影響は経済や財政、社会保障など広範囲に及ぶため、政府は対策の加速化を迫られそうだ。

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