ツイッターを巡りユーザーに混乱も起きているなか、平成に流行した国産のSNS「ミクシィ」が再び注目されています。
■新規登録 通常の“8倍超の日”も
9日、大規模な障害が発生したツイッター。先週には、日本国内で「アカウントが永久凍結された」という報告が相次ぐなど、ユーザーが振り回される事態となっています。
こうしたなか、新規のユーザー登録が増えているのが、ミクシィです。
運営会社によると、ツイッターの仕様の変更が発表された先週は、新規登録が通常の8倍を超える日もあり、既存のユーザーの再ログインも増えているといいます。
ミクシィは2004年、元祖日本のSNSとして登場。登録は当初「完全招待制」だったため安心感もあり、ツイッターが流行する以前の日本で、ブログのような「日記」や、自分のページを訪問した人が分かる「足あと」などの機能で多くのユーザーに愛されました。
2006年には、新語・流行語大賞のトップテンにも選ばれました。
■Z世代が選ぶ次世代SNS“5位ランクイン”
街で聞いてみると、ミクシィを懐かしむ声が次々と上がります。
30代:「中高生くらいなので、20年くらい前。内輪の感じは楽しかったので。ツイッターとは違うのがいいところかなと。閉じたコミュニティーでお互いを紹介してもらったりすると、うれしかった記憶がある」
40代:「登録だけしていた。ページに飛ぶと“足あと”がついて、誰が来たか分かって見られるみたいな。かわいい女の子に“足あと”つける。はやってたと思う」
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最近、再びログインしようとしたという人もいました。
40代:「懐かしいと思ってログインしようとしたが、全部忘れていてできなかった。コミュニティーがあって、いくつか入ったりしていたかな。今もちゃんと残っているかなと。投稿したやつとか」
去年の秋ごろ、趣味がきっかけで再び使い始めたという女性は…。
ツイッターから:「多肉植物のコミュニティーに入って、情報収集や困ったことを投稿してます。やっぱりミクシィ良いな」
いわゆるZ世代に「次世代のSNSは何か」を聞いたアンケート調査で、5位にランクインしたミクシィ。再びブームが訪れるかもしれません。(「グッド!モーニング」2023年2月10日放送分より)