園子温 12月公開映画に「脚本・山本孝之」でステルス復帰!妻・神楽坂恵も“偽名”は「事実」と認める

「じつは“園作品”が近々公開されるんですよ。禊がすんだとは思えないのですが……」  声を潜めてそう語るのは、ある映画関係者だ。 【画像あり】直撃に応じる園氏。すぐに恵夫人が駆け寄ってきた園子温が女優に迫った卑劣な条件『オレと寝たら映画に出してやる!』」  すべての騒動の発端は、「週刊女性」(4月19日号)に躍ったこの見出しだ。 「記事中では複数の女優が、園監督に出演と引き換えに性行為を迫られたと生々しい証言をしています」(芸能記者)  この報道に対し、園氏は4月5日に自身の公式サイトに謝罪文を掲載。「今後のあり方を見直したいと思っております」と記した一方、5月19日に同サイトを更新し「記事の内容が事実でないことを明らかにして参りたい」として、「週刊女性」の発行元である主婦と生活社を相手に訴訟を起こしたと発表した。 「“性加害報道”の影響は大きく、園氏が監督・脚本を務めた連続ドラマがお蔵入りし、実質休業状態です。園氏は’11年に、映画『冷たい熱帯魚』に出演した女優の神楽坂恵さんと結婚。神楽坂さんは、園氏の事務所社長を務め、夫婦二人三脚で歩んできました。しかし報道を受け、夫婦関係に亀裂が生まれているかもしれませんね」(同前)  だが、あれから7カ月――。表舞台から姿を消した園氏は、冒頭の証言のとおり、とある映画を通じて“ステルス復帰”しようとしているのだ。 「作品名は『もしかして、ヒューヒュー』です。12月20日から下北沢で単館上映を予定しています」(映画業界関係者)  同映画のクレジットを見ると、監督は安川徳寛氏。脚本は、「山本孝之」と「安川徳寛」と記載されており、どこにも園氏の名前はない。 「実際は昨年、園氏が製作総指揮を務める形で企画が始まりました。ある出演者は『園作品だから』と聞かされて参加したそうです。脚本も、園氏が直筆で書いたものを、別の関係者が書き起こして使用しました。  脚本としてクレジットされている『山本孝之』という人物が、園氏の“偽名”なんです。今までこの名前は聞いたことがありませんからね。同作品は、コロナ禍で苦しむ芸術界のために創設された文化庁の支援制度から、助成金を受けています。申請の際に園氏の名前をきちんと報告したのか……。」(別の業界関係者)  ちなみに監督の安川氏は、過去に園氏の映画で助監督を務めており、主要キャストも園作品に関わりの深い人物ばかりだ。真相やいかに――。  本誌は、11月上旬の昼下がりに、自宅近くの公園を妻と仲睦まじく訪れていた園氏に疑問をぶつけた。 ――『もしかして、ヒューヒュー』という映画についてお伺いしたいのですが。 「いや、ちょっと…」 ――この映画で、園さんは製作総指揮と脚本を担当した? 「やってません」  俯き気味に小声で答える園氏。次の質問をぶつけようとした瞬間、神楽坂氏が小走りで駆け寄り、園氏と記者の間に割って入った。そこであらためて事務所を通じて文書で確認したところ、社長の神楽坂氏から以下の回答があった。 「映画は、もともと園子温が監督を務める予定で、文化庁に助成金の申請をおこなっておりました。しかしその後、別の人間が監督を務めることとなったため園子温はこの作品の監督を務めておりません」  また、助成金については、「監督変更の件につきましては、昨年11月18日(撮影開始前)時点で、文化庁の担当事務局に変更連絡を出しております」という。  では、脚本はどうなのか。 「原案を園子温が作成し、それをもとに関係者が完成させたということ自体は事実です。また、この作品の脚本として紹介している山本孝之という人物が、園子温であることは事実です」としたうえで、「脚本として『園子温』という名が公表されることで、作品にほかの園作品と同様の色がつくことを避け、純粋に作品を、演技を楽しんでもらいたいという思い」 が理由で、“偽名”を使ったのだと説明した。  なお、安川監督や、同作のプロデューサーにも質問状を送ったところ、同じ趣旨の回答を得た。 園氏をよく知る業界関係者はこう語る。 「神楽坂さんは、園氏の才能に惚れこんでいるいわば“崇拝者”。性加害報道で、夫婦仲が崩れることはありえないと思います。それでも支えてくれる神楽坂さんに、園氏も頭が上がらない。  とはいえ、園氏がこれまでやってきたやり方で、多くの女優が“泣いてきた”のは事実です。こそこそ隠れて復帰するのではなく、まずは謝罪して、過去の清算をするべきでしょう」  園子温という名前が“むきだし”になる日はやってくるのか……。

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