土曜授業復活、自治体判断で…文科省検討チーム

公立小中高校の学校週6日制復活を検討している文部科学省の検討チーム(主査・義家弘介政務官)は28日、土曜授業を行いやすくするための省令改正を求める中間報告をまとめた。
 下村文科相が同日、閣議後記者会見で明らかにした。秋をめどに省令を改正し、来年4月からの実施を目指す。
 学校教育法施行規則(省令)では土曜を休業日と定めており、例外的に「特別の必要がある場合」にだけ授業を認めている。中間報告では、これを改正し、自治体の判断で土曜授業を実施できるようにすることを求めた。一方、全国一律で土曜授業を制度化することは、週5日制が定着しているため、検討が必要とした。
 会見で、下村文科相は「子どもの健やかな成長には、土曜の教育環境を豊かにする必要がある」として、自治体の自主的な取り組みを支援する考えを示した。

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