地デジ放送をアナログ変換 東北CATV事業者13社実施へ

東北総合通信局は1日、地上デジタル放送への対応で、「JCOM仙台キャベツ」を運営する宮城ネットワーク(仙台市)など東北のケーブルテレビ(CATV)事業者13社が、アナログ放送に変換する「デジアナ変換サービス」を行うことになったと発表した。
 各社が地デジ完全移行の2011年7月までに専用装置を設置し、加入者がアナログテレビのままでも放送を視聴できるようにする。15年3月までの措置。通信局によると経費は1社当たり約700万円で、3分の2を国が補助する。
 東北のCATV事業者は計27社あり、加入世帯は約48万世帯。うち13社は83.8%に当たる約40万世帯をカバーする。ほかにも実施を検討している事業者があるという。
 国は地デジの受信対策が進んでいない世帯への暫定措置として、CATV事業者にデジアナ変換実施を求めていた。

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