仙台市議会9月定例会は11日、震災復興推進特別委員会を続けた。交通局は地下鉄南北線への集積回路(IC)カード乗車券の導入時期について、東日本大震災の影響で当初目標の2013年度に間に合わず、14年度にずれ込むとの見通しを示した。地下鉄東西線と市バスは計画通り、15年度の東西線開業に合わせる予定。
市に対する9億円余の義援金をめぐり、健康福祉局は6日時点の支給総額が約2億1000万円にとどまっている状況を報告。支給対象者への周知を徹底するとともに、日赤や中央共同募金会、県に寄せられた義援金の3次配分を参考に市独自の基準を配分委員会で決め、2次配分を行う考えを明らかにした。
震災で崩落した仙台城跡の石垣の復旧工事で、市教委は通行止めの措置を講じている石垣沿いの市道区間を含め、14年度末の工事完了を目指す方針を表明した。