地元土産菓子 おいしさ競う

◎山形で初コンテスト

土産菓子を通して山形県内の農産物のPRや利用拡大を図る「やまがた土産菓子コンテスト」が28日、山形市内のホテルで初めて開催された。最優秀賞には、ブドウの高級品種「シャインマスカット」を丸ごと県産米の餅皮で包んだ大福が選ばれた。
県と食品関連団体でつくる「やまがた食産業クラスター協議会」が主催。つや姫を使用したかりんとう、サクランボやラ・フランスのソースをつけて食べるバームクーヘンなど63種類の菓子が並んだ。
食品や流通の専門家ら6人が、食味やアイデアなどを基準に審査した。一般参加者の試食会もあり、約90人が素材のおいしさを生かした菓子に舌鼓を打った。
審査員の牛尾陽子東北活性化研究センターフェローは「菓子の新しい可能性を広げる商品が多くあった。これからは県外への発信力を高めていくことも重要になる」と話した。

タイトルとURLをコピーしました