地域に広がれ「はらこ飯LOVE」 サケとイクラたっぷりのご当地マンホール設置

宮城県亘理町荒浜が発祥の郷土料理はらこ飯をPRするため、町が制定した「はらこめし推進条例」が8日、施行された。これを記念し、はらこ飯をデザインしたご当地マンホールが同日、荒浜の産直施設「鳥の海ふれあい市場」の南側歩道に設置された。
 マンホールは直径60センチ、重さ43キロ。サケとイクラがたっぷりのはらこ飯をアップで描いた。「はらこめしLOVE」と記し、「し」の部分をサケの絵で表現した。
 図案を担当したのは、町観光協会の元職員渡部真梨子さん(33)=亘理町=。「おいしいはらこ飯に見えるように、色合いと構図を工夫した。多くの方に見てほしい」と話す。
 現地であったお披露目式では、山田周伸町長と荒浜保育所の5歳児13人が除幕。山田町長は「今まで以上にはらこ飯を発信し、町民に発祥の地として誇りを持ってほしい」とあいさつした。
 町は更新期を迎えた町内のマンホール約5400個を順次、はらこ飯マンホールに替える方針で、本年度は60枚の設置を予定する。
 はらこめし推進条例は町議会9月定例会で成立。10月に阿武隈川を目指すサケの漁が本格化し、8の字がイクラのように見えることなどから10月8日は「はらこめしの日」と定められ、同条例の施行日となった。

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