地域別「人気の国産車メーカー」ランキング 圧倒的1位は?

新車・中古車販売事業を行うネクステージ(名古屋市)は、エリア別の人気車種に関するアンケート調査を実施した。調査の結果、最も人気が高かった国内メーカーはトヨタで、すべてのエリアで50%を超える支持を得た。

 どのエリアでも2位が全体の3割を超えることはなく、トヨタ1強のようだ。同社は、「北海道・東北エリアや四国エリアなど、クルマが日常生活に欠かせないエリアでは、1家族で数台所有することが少なくありません。このようなエリアでは軽自動車の利用が多いため、メーカー選びにも反映されている」と分析した。

 とはいえ国産車の車種別で見ると、トヨタのプリウスやホンダのフィットといったコンパクトカー、および日産のセレナやトヨタのアルファードといったミニバンの人気が高い。中部の1位はセレナ、北海道・東北、九州ではトヨタ車と並んでホンダ車が1位になるなど、全体として幅広いメーカーのクルマがランクインしている。

●なぜその車種を選んだのか?

 それぞれの車種を選んだ理由について「価格」「走行性能」「燃費」「見た目・デザイン」「リセールバリュー(再販価値)の高さ」「乗用人数・積載量」「安全性能」「機能・装備」「その他」の9項目で調査した結果、どのエリアでも「見た目・デザイン」が最重視されることが分かった。

 2位は関東以外のすべてのエリアで「価格」となったが、関東では僅差で「走行性能」が2位(34.5%)、「価格」が3位(33.6%)という結果に。「走行性能」と並んで「燃費」を重視する人も多い。逆に「リセールバリューの高さ」は、すべてのエリアで最下位だった。

 また、ボディータイプの好みについても調査した。その結果、順位の違いはあるものの、どのエリアでも「コンパクトカー」「軽自動車」「SUV・クロスカントリー」の3タイプが上位を占めた。コンパクトカーは使い勝手の良さ、軽自動車はコストパフォーマンスの高さ、SUV・クロスカントリーは汎用性の高さから選ばれたと同社は推測している。

 調査は、30~49歳の男女560人を対象にインターネットで実施。調査エリアは北海道・東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の7エリア。期間は7月10日~8月4日。

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