太陽系の外側に、これまで見つかった中では最も小さい、ほぼ地球サイズの惑星2つを見つけたと、米国などの研究チームが20日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。うち一つは地球のように、水蒸気を含んだ厚い大気に包まれている可能性があるという。
チームは、米航空宇宙局(NASA)のケプラー宇宙望遠鏡を使い、地球から約950光年離れた恒星「ケプラー20」を回る、それぞれ地球の大きさの0・87倍と1・03倍の惑星を発見した。
外側の軌道にある1・03倍の惑星には大気があり、地表に水分が存在する可能性があるとした。
ケプラー宇宙望遠鏡は生命が存在できる惑星を探すことが目的で、すでに惑星とみられる天体を2300個以上発見。このうち48個は、生命に不可欠な水が存在する可能性があるとしている。(共同)