塩釜の海、きれいに やまや・カネタが市に支援金

酒販チェーン「やまや」(仙台市)の山内英靖社長と食品卸売業「カネタ・ツーワン」(同)の田畑正人社長が14日、宮城県塩釜市役所を訪れ、東日本大震災で被災した浦戸諸島を含む塩釜の海をきれいにする活動に対する支援金として300万円を寄付した。
 自宅が塩釜市内にある山内社長は「海をきれいにすることなら、どんな用途でも構わないので役立ててほしい」と語った。佐藤昭市長は「かつての海を取り戻すために大切に使いたい」と述べ、浦戸諸島の海水浴場のがれき処理の費用に充てる方針を示した。
 両社は6月に任意団体「海をきれいにする会」を結成。やまやは全国の300店舗に募金箱を設け、カネタは自社製品が一つ売れるごとに10円を拠出して支援金を工面した。昨年8月、気仙沼市と南三陸町に150万円ずつを寄付している。

タイトルとURLをコピーしました