塩釜市の地域資源の魅力を多角的に発信しようと「みなと塩釜・ゆめ博」が10月3、4日、市内全域で初めて開かれることになった。ことしから3年連続の 開催を目指す。第1回の実行委が12日、市内であり、塩釜商議所の会員を中心に交通、水産、観光などの団体と市の関係者ら約40人が出席した。
ゆめ博は、宮城海上保安部が公開訓練などをする「海のイベント」、塩釜神社の「しおがまさまの神々の月灯(あか)り」、塩釜水産物仲卸市場の「どっとまつ り」の三つを主要イベントとして設定。このほか、サンセットクルーズ、神社や美術館巡り、酒蔵やかまぼこ工場見学会、食べ歩きなどのサブイベントを集中さ せ、街の魅力を味わってもらう。
市の補助金を含めた1300万円の事業費を見込む。仙台市(宮城野区、泉区)や近隣市町に広報紙やポスターなどでPR作戦を展開する。開催する10月を「ゆめ博月間」とし、3、4日以外の週末にも関連イベントを予定している。
実行委員長の桑原茂塩釜商議所会頭は「仙台や近隣市町の人々に発信することで、塩釜が同じ生活圏にあることを意識付け、継続的に訪れるきっかけをつくるのが大きな目的」と話す。