夏の東北、今年も来て 東京・山手線に車体広告

 新潟を含む東北7県の官民でつくる東北観光推進機構(仙台市)は、東京・JR山手線の車体に東北の夏祭りや自然のPR広告をデザインした「夏の東北トレイン」を6月21日から約1カ月間、走らせる。
 JR東日本との共同企画で3年目。12月4日に決まった東北新幹線の新青森駅開業もPRして東北観光への関心を高め、夏を中心とした旅行需要を取り込む。
 列車は内回りと外回りの1編成ずつで、11両構成。ともに7県と仙台市に1両ずつを割り当て、今年は地元を代表する夏祭りと自然や景観の写真を絵巻物風にした広告で車体外側をデザインする。弘前ねぷたまつりや仙台七夕まつり、蔵王温泉大露天風呂(山形市)やあぶくま洞(福島県田村市)などが車体を飾る。
 11両の残り3両のうち1両は、東北新幹線の全線開業と新型車両「はやぶさ」の情報発信に活用し、2両では8県市の祭り・名所をまとめて紹介する。
 東北観光推進機構は「山手線の広告効果は大きい。新青森駅開業の認知度アップにもつなげ、東北観光を盛り上げたい」と話す。

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