復興庁は、東日本大震災の被災地で夏休みを利用してボランティア活動に当たる学生を募る。キャンペーンとして、参加を呼び掛けるポスターを全国約1200の大学や短大などに配布し、東京メトロの全約160駅でも17日からポスターを掲示する。
ポスターは、これまで被災地でボランティア活動を経験した学生らの感想文を名前と顔写真付きで前面に出し、同世代の関心を引くよう工夫した。
全国社会福祉協議会によると岩手、宮城、福島3県の災害ボランティアセンターで1~5月に受け付けたボランティア数は計約4万4400人。前年同期(10万9600人)の約4割で、減少傾向が顕著になっている。
復興庁は「震災の風化防止のためにもボランティアへの参加を促したい」と話している。