仙台市など東北の県庁所在地6市は8月中~下旬、米西部カリフォルニア州で6市の観光や物産を共同でPRする活動を展開する。現地では日系人文化をアピールする大規模な祭典や商談会にも初めて参加する。東北六魂祭で培った6市の連携体制を強化し、誘客や販路拡大を狙う。
6市の訪米は2014年に続き2回目。今回は、ロサンゼルス市の日本人街リトルトーキョーで開かれる祭典「第75回二世週祭」(15~23日)に6市の夏 祭りが参加。青森ねぶたがパレードのメーンの出し物として出演するほか、他の5市の祭りもステージやワークショップに登場する。
州南部のトーランス市のホテルでは、東北産食材の商談会も初めて開かれる。東北の13業者が参加し、黒ニンニクや豆腐のみそ漬け、日本酒を現地のバイヤーに売り込む。
総合商社カメイ(仙台市)の子会社がトーランス市で運営するショッピングセンターでは、14年に続き東北の物産フェアを開催。牛肉やドライフルーツ、鉄瓶など計約75品を販売するほか、6市の夏祭りのステージなども設けられる予定。
6市の関係者は「物産フェアの商品の選択などは6市側が前回以上に主体的に行った。6市間や現地との連携を深め、東北をより効果的にPRしたい」と話している。