外出、どれだけ我慢できるか 平均は14.4日程度

新型コロナウイルス対策の外出自粛、我慢できるのは2週間程度?――。野村証券が過去の内閣府のデータをもとに、そんなリポートをまとめた。政府はオフィスの出勤者の7割減や、人と人との接触の8割減など、感染防止のため外出をできるだけ自粛するように訴えている。繁華街では人通りが減っているが、今後「自粛疲れ」も心配される。

【写真】新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出自粛や店舗の臨時休業で人通りが途絶えた東京・銀座=2020年4月11日午後、東京都中央区

 野村証券が14日付でまとめたリポートは、内閣府が昨年夏、18歳以上を対象に行った「新型インフルエンザ対策に関する世論調査」のデータ(有効回答1647人)を分析して作成された。

 この内閣府の調査では、新型インフルの流行拡大防止のため、外出を我慢できる期間は「1週間程度」が36・9%で最も多く、「2週間程度」が18・9%、「2~3日」が15・4%で続いていた。

 野村のリポートではこのデータを加重平均し、平均的に外出を我慢できるのは「14・4日程度」とはじいた。年齢別でみると、40歳代が12・0日と最も短く、70歳以上が最長の18・0日だった。年代による違いは、外出自粛の仕事への影響からきているという。

タイトルとURLをコピーしました