外国人向けの無料WiFiサービス 東北7県にパスカード配布

 新潟を含む東北7県の官民でつくる東北観光推進機構とNTT東日本などは、外国人観光客向けの公衆無線LAN(構内情報通信網)「WiFi(ワイファイ)」の無料サービスで、利用に必要なIDとパスワードを記した「ID/PASSカード」の配布場所を16日から拡大する。
 これまでの配布場所は、宮城県内の観光案内所や青森市のホテル、岩手県平泉町の観光施設など7県の計38カ所だった。今回、主な観光地の観光案内所などを追加し、計72カ所に拡充する。
 東北をデザインしたカードも新たに作成し、各県の「ゆるキャラ」を登場させた。各地域で使っているカードの在庫がなくなり次第、新しいカードに切り替える方向で調整する。
 WiFiの無料サービスは、観光施設やホテル、飲食店など7県の約1万1000カ所で提供している。無線LAN機能のあるスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末にIDなどを入力すれば、全ての場所で利用できる。期間は利用開始から2週間。
 東北観光推進機構の担当者は「東北全体で無料サービスが利用できることをPRしていく。利便性を向上させ、外国人観光客の誘客を図りたい」と話している。

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