外食、相次ぐ店内飲食休止 感染防止、マックやロイヤルホスト

外食業界で店内での飲食を休止する動きが相次いでいる。「マクドナルド」や「ロイヤルホスト」は29日から5月6日まで終日客席の利用を中止する。大型連休で家族連れらの来店増加が見込まれるため、混雑する状況を避けて新型コロナウイルスの感染拡大防止を徹底する狙いだ。
 日本マクドナルドは28日、店内飲食の中止を全国に拡大すると発表した。政府の緊急事態宣言で重点的な対策が必要とされた13の「特定警戒都道府県」から対象を広げ、国内の全約2900店で終日客席の利用を休止する。連休を控え「安全対策の強化が必要」(広報担当)と判断した。持ち帰りやドライブスルー、宅配での販売は続ける。
 ファミリーレストランのロイヤルホストも連休期間中、約200店で店内の飲食提供をやめ、持ち帰りのみに変更。「天丼てんや」は直営のうち、約120店で持ち帰りと宅配のみ対応する。
 スターバックスコーヒージャパン(東京)は全国約1530店のうち、13都道府県で約1100店を当面休業。ほかの地域はドライブスルーを含む持ち帰りに絞って営業している。

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