多くの韓国人犯罪者が“逃亡先”に選んでいる国はどこか

韓国国内で罪を犯し、海外に逃亡する韓国人犯罪者が毎年増えているという。

韓国法務部の資料によると、2012年から2016年6月まで在宅起訴された状態で、海外に逃亡した犯罪者は2373人に上った。

年度別に見ると、2012年381人、2013年440人、2014年487人、2015年675人と増加傾向にあり、2016年は6月までに390人だ。

韓国人犯罪者が逃亡先に選ぶ国は?

より具体的に見ていこう。

逃亡した犯罪者の犯罪類型別は詐欺(760人)、業務上横領(174人)、麻薬類管理法違反(130人)、兵役法違反(53人)の順だった。

最も多い詐欺犯の逃亡者数は、2012年118人、2013年148人、2014年151人、2015年204人、2016年上半期139人と大きく増えていることがわかる。

同資料を発表した議員は「海外への逃亡犯が増えたということは、犯罪捜査に関する司法当局の信頼を阻害する原因になる」と指摘した。

では、多くの韓国人犯罪者が逃亡先に選んでいる国はどこか。

2012年~2016年6月までの数字を見ると、1位はアメリカの382人で、2位は中国の329人だった。

より詳細に数字を追うと、2014年まではアメリカが最も多かったが、ここ最近は中国が増えていることがわかる。

2015年の数字を見ると、アメリカ96人に対して中国は103人。2016年上半期もアメリカは51人だが、中国へは56人の犯罪者が逃亡している。

日本は3位にランクイン…

ちなみに、日本はどうか。

2012年~2016年6月までに131人の韓国人犯罪者が逃亡したとなっており、アメリカ、中国に続いて3位にランクインしている。

ただ2015年に限っていえば、中国、アメリカ、フィリピン、日本の順だ。

さらにフィリピンで捕まった韓国人犯罪者は2014年33人、2015年47人、2016年84人となっている。84人という数字は、2016年に送還された海外逃走犯297人の約30%を占める割合だ。
(関連記事:フィリピンで続出する韓国人殺人事件…その背景に潜む韓国の“不都合な真実”

いずれにせよ、海外に逃亡する犯罪者が増え続けている韓国。一日も早い問題解決が求められている。

(文=S-KOREA編集部)

 

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