宮城県多賀城市と秋田県由利本荘市は24日、災害時の相互応援協定を結んだ。大規模災害の発生時に食料や飲料水の提供、職員派遣などで協力し合う。
多賀城市役所であった締結式で、菊地健次郎多賀城市長は「自然災害はいつどこで起きるか分からない。日ごろから太平洋側と日本海側の連携を深めておきたい」とあいさつ。長谷部誠由利本荘市長は「協定は両市民の安全安心につながる。万一の時には最大限の協力をしたい」と述べた。
両市はこれまで交流はなかったが、日本海側自治体との連携強化を目指す多賀城市が災害応援協定を提案した。多賀城市は高速道が整備された秋田、山形、新潟各県の3市を災害応援協定の締結先に選定。今月10日、新潟県村上市と協定を結んだ。山形県の自治体とも調整を進めている。