夜間開園、あすまで　仙台・八木山動物公園

　仙台市太白区の八木山動物公園で２３日、夜間開園が始まった。夏休み最後の思い出にしようと多くの家族連れが訪れ、昼とは違った迫力ある動物たちの動きを楽しんだ。
　ライトアップされた展示場をシマウマやアフリカゾウが歩き回ったり、夜行性のスマトラトラが餌の馬肉を食べたりすると、来園客から「すごい」「かっこいい」などと歓声が上がった。
　泉区の加茂小５年小山恵汰君（１１）は「昼より、動きが活発で面白い。プールに豪快に飛び込むホッキョクグマの迫力に驚いた」と話した。
　東日本大震災からの復興を願い、ことし初めて球体の発光ダイオード（ＬＥＤ）照明「いのり星」約４５０個を園内３カ所の池に浮かべた。青い光が幻想的な雰囲気を醸し出した。
　２４、２５日も午後９時まで開園する。夜間開園は２００７年から、毎年８月下旬に実施していたが、昨年は震災の影響で中止した。