大きさ良し!甘み良し! 宮城・蔵王で梨まつり 300人が列

宮城県内最大のナシの産地、蔵王町で9月1日、「第11回梨まつり」があった。主会場の町ございんホール前の特設会場に八つの生産農家が出店。最盛期を迎えた「幸水」などが並んだ。

 午前8時半の開始前から300人ほどが並び、一番乗りの客は4時ごろに会場に着いた。8時前に会場入りした仙台市青葉区の伊藤幸男さん(80)は3袋(約20個)を購入。「初めて来たが、大勢の人がいて驚いた。この時期は各地の特産品を買い求めているので、楽しみがまた一つ増えた」と満足そうだった。

 町内で2ヘクタールのナシ園などを営む「まるなか佐藤農園」の佐藤頼道さん(74)は「気候が温暖で、要所で雨が降ったので玉の大きさが良く、甘みもある。今年の出来は良い」と語った。

 町によると、町内の生産農家は70軒。今年の農協への出荷量は約435トンを見込むという。今月上旬から中旬にかけては主力品種「豊水」が出回る見込み。

タイトルとURLをコピーしました