ブームに乗れずアンハッピー? 神奈川の魅力を海外に広めようと、県が新たなPR動画を公開した。当初、世界中でカバーされ話題を呼んだ動画の「神奈川県版」を制作する予定で撮影を進めたが、高額な著作権料が判明し断念。急きょジャズのスタンダードナンバーに楽曲を変更し、撮影済みの映像を再編集する苦肉の策で完成させた。
県が当初作ろうとした動画は、米国の男性歌手ファレル・ウィリアムスさんの「ハッピー」。曲に合わせて踊る人たちを動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開するのが世界的ブームとなり、日本では東京や名古屋、沖縄などで作られ、数万~数十万回再生されている。
この動画を見た黒岩祐治知事が、神奈川県版の制作を決定。昨秋、知事や県職員らがAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」に合わせて踊り、400万回以上視聴された動画の“第2弾”を思い描いていた。
ハッピーは世界中で3億6千万回以上視聴されている大ヒット動画。今回は人気にあやかることができなかったが、県は日本外国特派員協会でPRするなど海外に向けて知名度アップを図っていくという。