大分「クラスターはない」と抗議 厚労省に訂正求め

大分県は16日、厚生労働省が公表した新型コロナウイルスの感染者集団「クラスター」の発生場所に、大分市の飲食店が含まれていたことに関し「クラスターは起こっていない。県民に不安を与え、観光面での風評被害にもつながりかねない」と否定する見解を示した。県は同省に抗議し、訂正を求めた。同省の担当者は取材に「県などとも協議し、表記の仕方を検討する」と述べた。

 厚労省と県によると、クラスターは5人程度の感染が基準とされ、厚労省は15日正午時点の発生状況を示した全国地図で大分市の「ラウンジサザンクロス大分」を「5人以上」のクラスターに分類。見解の違いが生じている。

新型コロナウイルスの感染者集団「クラスター」の発生状況を示した全国地図(厚労省のホームページから)

© KYODONEWS 新型コロナウイルスの感染者集団「クラスター」の発生状況を示した全国地図(厚労省のホームページから)

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