大卒初任給、2年連続減少=19万8000円―厚労省調査

 厚生労働省が14日発表した賃金構造基本統計調査によると、2013年の大卒初任給は前年比0.8%減の19万8000円となり2年連続で減少した。厚労省は「全国的に据え置きのところが多かったが、賃金水準が比較的低い中小企業の採用が増えたため」(統計情報部)と分析している。
 男女別では、男性が0.8%減の20万200円、女性が0.7%減の19万5100円だった。
 産業別に見ると、初任給が高かったのは情報通信業や学術研究・専門・技術サービス業。一方で低かったのは運輸・郵便業や医療・福祉業だった。
 一方、大学院修士課程修了の初任給は0.9%増の22万8100円、高卒は1.2%減の15万6000円となった。
 調査は新卒の今年6月分の給料について、7月に実施。10人以上の常用労働者を雇用する民間企業のうち、新卒を採用した1万4321社を対象とした。 

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