大型観光宣伝(DC)前に秋田・山形で準備着々

◎秋田奥羽線で10月SL運行
 秋田県とJR東日本秋田支社は、大型観光宣伝「秋田デスティネーションキャンペーン(DC)」の期間中の10月、奥羽線横手-秋田間で蒸気機関車(SL)C61形を運行する。
 C61形は昨年10月のDCプレキャンペーンで、秋田県内では41年ぶりに奥羽線秋田-東能代間を運行した。好評を受け、本番では別区間を走らせることにした。
 運行日は10月12~14日の3日間、1日1往復する。運賃は横手-秋田間で通常の乗車券1280円に、指定券510円が必要。指定券は乗車日の1カ月前から全国のみどりの窓口などで販売する。
 C61形は1950~66年ごろ、東北線や奥羽線などで活躍し、73年に引退。群馬県内で展示していた車両が、2011年3月にさいたま市のJR大宮総合車両センターで復元された。
 JR東日本秋田支社の浅見郁樹支社長は「修復作業中に東日本大震災に遭ったC61形は、東北の復興にふさわしい機関車だ」とアピールした。
◎山形プレイベントで物産市
 来年6~9月の大型観光宣伝「山形デスティネーションキャンペーン(DC)」に向け、プレDC「『山形日和。』観光キャンペーン」のオープニングセレモニーが15日、山形市のJR山形駅であった。
 駅自由通路では、花笠踊りが披露され、サクランボや野菜などの物産市が開かれた。
 9月14日までのキャンペーン期間中、日本一さくらんぼ祭りや、羽黒山(鶴岡市)の国宝「羽黒山五重塔」ライトアップなどが企画されている。
 県などで組織する山形DC推進協議会は、4地域と総合の計5種類のガイドブックを41万部作製。県内の食文化や歴史、温泉などをPRする。

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