県合唱連盟や仙台オペラ協会など県内の音楽4団体は8日、仙台市に大型音楽ホールの建設を目指す市民団体「楽都・仙台に復興祈念『2000席規模の音楽ホール』を! 市民会議」の設立発表会を青葉区のエル・パーク仙台で開いた。
代表世話人に就いた県吹奏楽連盟の三塚尚可(ひさよし)会長は「東日本大震災後、音楽の力を痛感した。音楽に親しむ市民、県民の財産として設立に向けた活 動の輪を広げたい」とあいさつ。今後、中学高校の吹奏楽部と協力し、市内で賛同者を募る「街なかコンサート」などを開催する。
既にホール建設運動に取り組む地元経済界とも連携。仙台経済同友会と仙台商工会議所が創設した音楽ホール建設基金への寄付を呼び掛けて資金を集め、市に早期実現を働き掛ける。
市民会議は、市内の既存ホールが老朽化し、2000人規模の施設がないことから、大型新ホールの必要性を訴えるため設立した。