日本性教育協会が『青少年の性行動』における調査報告の中で「デートを経験した大学生の割合」のデータを発表した。
この調査は1974年に開始して以降、約6年ごとに調査され、1993年から2005年の12年間は男女ともに80%以上を記録していた。
ところが近年、デートを経験した大学生の割合は大幅にダウン。2017年には、男子は71.8%、女子は69.3%という結果となり、およそ3割の男女が「大学生でもデートを経験したことがない」と回答した。
若者の“草食化”がますます進む中、コミュニケーション論の専門家である慶応大学の特任准教授・若新雄純氏は「今でも約7割がデートできているが、(数値が)落ちた原因はよく分かっていない。今はネットが発達して、昔は『お茶しましょう』と言っていたのが『LINEしよう』に変わってきているのでは」と指摘する。
現在はスマートフォンが発達し、連絡を取るためのアプリなども普及。“デート”という形を取らずとも、交流がしやすくなった。ネットの発達により、男女の交際の仕方が変化してきているのかもしれない。
(AbemaTV/『 けやきヒルズ 』より)