宮城県気仙沼市の大島汽船は、大型連休に合わせて毎年実施する「気仙沼ベイクルーズ」を運航している。今年のコースは3月に架設された同市の離島・大島と本土を結ぶ気仙沼大島大橋(長さ356メートル)の下を2度くぐる。好天に恵まれた30日、観光客は橋の迫力に魅せられた。
内湾地区のフェリー発着所と大島の外浜付近を往復する約50分の船旅。大島汽船の旅客船「海来(みらい)」(160トン、300人乗り)を使い、1日3便運航する。
この日は午前9時半の第1便に約40人が乗船。気仙沼大島大橋が近づくと、デッキにいた観光客はスマートフォンやビデオカメラを取り出し、一斉に撮影を開始。巨大な橋を見上げながら、歓声を上げていた。
富谷市富ケ丘小5年、松浦千咲季(ちさき)さん(10)は「大きくて丈夫そうな橋。早く渡ってみたいと思った。忘れられない連休の思い出ができた」と喜んでいた。
5月3~6日も運航。連絡先は大島汽船0226(23)3315。