日本相撲協会が4日、主催する「大相撲東京2020オリンピック・パラリンピック場所」の発表会見を東京・両国国技館で行った。八角理事長(元横綱北勝海)、両横綱の白鵬、鶴竜、大関貴景勝が壇上に並んだ。
同場所はオリンピックが終了し、パラリンピックが開幕する前、8月12、13日に開催。五輪で来日した外国人にも日本の文化を発信するのが目的。2日とも幕内トーナメントを行い、それぞれの勝者で決勝を行う予定。アナウンスも日本語、英語を併用し、バリアフリーも万全に備えていく計画だ。
力士会会長の鶴竜が英語であいさつ。「全力士は全力で取り組み、皆様に“おもてなし”をしたい」。八角理事長は「大相撲は単なるスポーツなく伝統文化というのを伝えたい」と意気込んだ。
五輪で楽しみな競技に関し白鵬は「レスリングを見たい。56年前、64年の東京五輪で父親が(モンゴル)代表として出た。7位に入賞した。その4年後の五輪でメダルをもたらした。それを生で見たい」とうなずいた。
貴景勝は「自分はボクシングに興味がある。ボクシング会場は僕らが普段、戦っている両国でやるのもある。祖父もやっていたのもある」と話した。